マリネーラはペルーの国民舞踏で、地域によって多少ちがう衣装や踊り方をします。北部地方のマリネーラ(マリネーラ・ノルテニャ)はリズムがはやくて、女性の踊り手は田園ではたらく人をあらわすため裸足で踊ります。ハンカチを右手にもった女性は男性を引きつけるように踊り、男性は女性にアプローチするように踊ります。リマのマリネーラ(マリネーラ・リメニャ)はノルテニャよりゆっくりで、サロン向けの踊りですから女性は靴を履いて踊ります。そして、山岳地帯のマリネーラ(マリネーラ・セラーナ)はコスタのマリネーラに比べるとより静かで、やはりワイノ音楽などと同様にアンデス音楽の一形式として位置づけられます。
この「誘惑の踊り」を完璧に踊れるのは「カバジョ・デ・パソ」。マリネーラ・ノルテニャにあわせて女性と踊る馬の種類なのです。この馬に乗っている男の人は「チャラン」と呼ばれ、衣装は白いポンチョに白い帽子そして、首に赤いスカーフをします。
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